大自然を満喫するキャンプ、ロマン溢れる車で旅するドライブ。
そんなアウトドアライフを楽しむ皆さまへ。
キャンプ好きな編集部による、長野県南信州でのキャンプ・ワーケーションの様子をお届けします。
自然を満喫するルーフテントキャンプ
日本のほぼ真ん中に位置し、東を南アルプス、西を中央アルプスに挟まれた豊かな自然が四季折々に美しい姿を見せてくれる南信州エリア。
江戸と京の東西を結ぶ街道の要所として、古くから繁栄してきたこの地域。
歴史や文化、芸能や味覚など多くの魅力が溢れる南信州キャンプ・ワーケーション。
軍用車のような屈強さが際立つ「HUSTLER CARABINA」に取り付けたルーフテントを活用し、車とキャンプギアが一体になる驚きと、居心地の良さや収納面も加味した利便性に惚れ込むキッカケとなった。
千人塚公園キャンプ場について
水面に映る中央アルプス、反対側には伊那谷の景色と共に広がる南アルプス。
2つのアルプスの絶景を楽しめる国定公園「千人塚公園キャンプ場」
アルプスの麓で遊び心を満たす休日を。
千人塚公園では、自然の恵みを堪能し、自然を遊びつくす特別体験を数多くご用意しています。
日帰りでも宿泊でも、ぜひ思うがままの休日をお愉しみください。
ここでは、「自然に囲まれた場所で、自然を遊びつくす体験を味わう」をコンセプトに、千人塚の城ケ池を使った水のアクティビティ、森や林間でのMTB体験やマレットゴルフ・テントサウナや散策・トレッキングなど豊富な「遊ぶ」が味わえる。
多彩なアクティビティに加え、ワーケーション利用にも適したスペースも用意されている。
城ケ池を目前に林に囲まれたフォレストサイト、アルプスが眺められる広々としたオープンサイト、区画がなく自由に設営場所の選べるフリーサイトの3サイト。
今回は車で乗り入れ可能な広々としたオープンサイトを堪能してきた。
整備の行き渡った施設でゆったりと。
車を走らせること3時間半。
桜をはじめとする沢山の木々に囲まれ、千人塚公園キャンプ場のシンボルとも言われる城ケ池が目の前に広がる。
霧の立ち込めるアルプスを背に車を進めれば、モダンシックで広々としたセンターハウスが現れる。
フロントと併設されたカフェスペースでは信州伊那谷の食材をふんだんに使ったシェフのこだわり料理や、地元食材と手作りバンズのハンバーガーも堪能できる。
屋外にも寛げるエリアが用意されており、私たちもチーズバーガーと珈琲でゆったりとした時間を過ごした。
夜中も自動で明かりの灯る炊事場や化粧室、シャワールームに加えてパウダールームも用意されており女性やファミリーにも優しい。
どこか無機質な感じもあるが心地よく感じるのは、自然との境界が上手く作られているからなのだろう。
「HUSRLER」と共存する居住空間
アルプスの眺めが美しいオープンサイトへ。
新緑の色付きが綺麗な木々に加え、元気よく跳び回る野鳥、冬には姿を見せなかった虫たちの登場に初夏の訪れを感じさせられる。
各区画に大きな木がどっしり1本生えているのが特徴のCサイトに設営開始。
HUSTLERに積んできたルーフテントのお披露目だ。
手軽に設営できるよう設計されたルーフテントは、展開時にテント内の骨組みが自動的に広がるため、テント窓のワイヤー設置のみで完成状態に。
テント内にはじめから簡易マットが敷いてあるため、別途用意が必要な道具も少なく済む。
天気や日差し・風の強さに合わせて、四方と天井に設置された窓を開閉することで、気分を変えてみることも。
梯子を登ってテントに出入りしたり、地面から遠い空間に居住空間があることから、普段に比べて自分たちの住処である認識が高まる。
ルーフテントの入り口に同ブランドのタープを組み合わせれば、車と隣接したスペースにキャンプ道具を広げて開放的なリビングが出来上がる。
定番の焚き火で調理、薪の活用もひと工夫。
キャンプに欠かすことのできない焚き火。
日が落ちてからはまだまだ肌寒い季節でもあり、自然の熱源で暖を取りつつ料理にも活かすことに。
思考を凝らして薪を組み合わせれば、オリジナル風防の出来上がり。
荷物の限られるキャンプにおいて、何かが足りないこともしばしば。
あるものから工夫して代用できた時の達成感や、0からモノを作る楽しさが体感できる良い機会にも。
顔を上げればアルプスの景色、野鳥や蛙のBGMが心地良い。
自然に囲まれた環境で働くと、いつもの仕事場所とは違う感覚が刺激される。
センターハウス横に併設されている休憩ルームやワーキングエリアで開放感を味わいながら作業に打ち込む。
ふと顔を上げるとアルプスを映し出す湖面、緑茂ったキャンプフィールドといった自然溢れる景色が広がる。
作業の合間にはキャンプ場のスタッフ方とお話ししたり、ソファに腰をかけてくつろいだりと、メリハリのあるワーク時間を過ごすことができた。
心と身体のリフレッシュ散歩
千人塚公園キャンプ場を象徴する城ケ池を中心とした環境は四季を楽しむにも最適。
春には桜を咲かせ、夏には力強く木々が生い茂り、秋になれば紅葉を見せ、冬には静かな雪景色を見せてくれる。
今回は草に緑が見え始め、鳥やカエルの鳴き声と共に虫たちも活発に動き出す初夏の季節。
日差しがさして心地よい暖かさの中、池周りをぽーっと散歩してみる。
散策エリアにはさまざま色の草木が生え、地域プロジェクトによって植えられた桜の木や古くから運営している釣り堀では色鮮やかな魚が元気に泳いでいる。
何十年も前から生えていたであろう大木の木目を数えてみたり。
キャンプ場と一口に言っても、その地域の気候や環境、歴史ならではの自然が広がっていることに気付かされる。
遊び心も擽られつつ、仕事にも勤しみ、自然の恵みを堪能
自然の中で各々の過ごし方を満喫できる「千人塚公園キャンプ場」
ゆったりするもアクティブに過ごすも自由。
何にも追われず心から伸び伸びできる時間が過ぎていく。
地面に近い空間では味わえない開放感とワクワク感に加え、容易な設営収納で利便性も兼ねるルーフテント。
自然の中で働く気持ちよさはもちろんのこと、寛ぐ気持ちと働く思考を上手に切り替える感覚が濃くなってきている。
次回はキャンプ場近くの釣り堀やSUPといった水のアクティビティで、ここ南信州で自然と遊ぶ楽しさを体感したい。
その土地ならではを求めて、
「自然を巡り、自由に暮らす」
これからもフィールドをドリフトしていく。
Text : Ryu
Photo : Ueno Yuki